
>>女王の教室
エピソード2〜悪魔降臨〜

キタヨキタヨー(・∀・)黒マヤ in 翔君の墓前。
再教育センターへと向かうマヤの背後に妖しい人影・・・由介キター!

なんか大怪我してますけど。
彼は和美と同じく、厳しい現実の前に浮きまくる存在である。
彼もまたお笑いコンビを結成・・・お前ら(・∀・)
ダブりの相方と職員室でいたずらをするつもりが、ブチ切れておお暴れ。止めようとした由介はアルゼンチンバックブリーカーなんかくらってます。
で、由介は自首を勧めるが、相方は黙秘。
嘘をつくのも密告するのもいやだ。じゃあ、どうすればいいですか?
「どちらもしなければいいじゃない」
「はっきり言って、あなたの目指す指導法は理想論です」
教師は理想なんか持っちゃいけない。現実的でない理想を振りかざす教師はこの再教育センターでロボットに仕立て上げられる。多くのものはその過程で教師という職業に見切りをつけ、他の道を探すようになる。
教育者でありたい。だが、ロボットにはなりたくない。では、どうすれば良いか?
「学校の教師」ではない、別の教育者になれば良い。多くの熱血教師が選ぶ道。
だが、マヤは違う。
再教育センターの狙いは教師の更正ではなく、潰しだ。即ち「教師を辞める」一択であり、通常、そこに他の選択肢・・つまり「第2の選択肢」すら存在しない。
「第2の選択肢」、それはココで委員会なり省なりが満足する教科書どおりの教師に生まれ変わって再度教壇に立つこと。
マヤの選択はこれでもない。
「第3の選択」。
曲げないこと。折れないこと。一切の妥協を許さないこと。
塾の講師になるつもりはない。教師を辞めるつもりもない。やさしい先生に戻るつもりもない。
それはもっとも険しい道である。
若い頃の白マヤは今とはまったくの別人。

だが、その白マヤは死んだ。
子供を失い、夫を失い。
一人の教え子の迷いと、生まれえぬ子供と一緒に、白マヤは死んだ。
生まれいずる堕天使・灰マヤ。
しかしそれはまだ中途半端だった。灰では駄目なのだ。

点と点を結ぶペン。「一体何があったんですか?」
さて、問題のクラス。
さて、どうしたものか?マヤが最初の行動を迷っているうちに、いきなり「起立!」の号令。「おはようございます!」も実にすがすがしい。
これが問題あるクラスなのか?これほど一致団結した礼儀正しい学級など他にない。
体罰をする可能性まで最初に提示する灰マヤ。普通ならざわめいて当然のシーンだが、この学級は違う。
「私が厳しくするのはあくまでも・・・」
「ぼくたちのためですよね」

「ぼくたちのことを本当に大切に思ってくれるから、怒るんですよね、先生」
そう言って彼が立ち上がり、「よろしくお願いします」とにこやかに礼をすると他の生徒全員が彼に倣う。
気持ち悪い学級だなおい。しかしこのように軍隊のように動いてくれると、上に立つものはやりやすい。
物凄く元気に返事をする生徒たち。一人を除いて。明らかにいじめられっ子。彼もまたキーパーソンのひとり。
教室に迷い込んだ自由の象徴:モンシロチョウ。それを迷い無く潰そうとする彼(クラスのリーダー的存在)の心には一体何が潜んでいるのか・・・。いじめられっ子との関係性はいかに?
授業の仕方に厳しさが垣間見える。とはいえ、黒マヤのような徹底したものではない。
「良いんですか?うちの親に言って。先生に無理やり取られたって」
つーかね。こんなこと言う奴はぶん殴っていいと思うんだ。ぶん殴るべきだと思うんだ。ぶん殴らないからつけ上がってこういうこと言うわけで。それで文句言う教師も親もアスファルトの上で正座2時間させればいいと思うんだ。
という短絡的な考え方をしてしまいます(ぁ
「先生の言う通りだよ」
その瞬間、クラス全員が彼の方を見る。怖い。ただし、一人だけ動きの遅いのがいる。

彼女の表情にも注目。教師は恐れていないのに、クラスメイトの彼の言葉にはびびっている。
違和感を感じながらも授業を再開するマヤ。「じゃあ次は・・・里中君読んで」
里中翼。彼こそは反応が遅れてた子であり、出席を採るときにまったく元気の無かった子である。
そのツバサの教科書・・・

その机の中はゴミで埋まり、立たされている背後からおしりをコンパスで刺される。
中々気合の入った虐められ方といえよう。
軍隊のように規律の取れたクラス。そこには生贄が存在したのだった。
5人に囲まれてされたいがままのツバサ。そこに現れたのはクラスのリーダーだった。
「おい、何やってんだよぼくの親友に!」
「みんな酷いよなぁ、こんなことして。でもさぁ、よく考えてたら・・・みんな君のためを思ってやってんのかも知れないよ?ほら、君の場合成績もよくないし、うちも貧乏だから。
中学も公立に行くしかないんだろ?
知ってるだろうけど、うちの学区の中学って、不良が多いって有名だよ。
今からどんな酷いいじめにも耐えられるようにトレーニングしとかなきゃ」

再開されるいじめ。
「生きててもいい事なんか、一つもないかも。何なら死んじゃえば?
君みたいな人間はさ、生きてても何の価値も無いし、死んでも誰も困らないんだから」
こういうのを見て人は言う。
「子供って残酷」と。
違いますよ。この残酷性は子供より大人のもの。ツバサを集団でいじめてる奴らのいじめ方は子供だが、彼・・宮内英二のやり方は大人が使う手。
掃除当番のはずの宮内だが、ツバサが進んで代わってくれたと言い張る。そしてクラスの全員がそれを認めている。
何だこのクラスは?
ただ、統率が取れてるだけのクラスではない。軍隊ではない。一人の特権階級と多くの平民。そして一人の奴隷によって成り立っているのだ。マヤとしても非常に扱いにくい。
そしてその特権階級の宮内は宮内でマヤに逆らわない。
そこが不気味なのだ。
下手に波は立てない。しかし水面下で好き放題にやる。上手いやり方。
さて、その宮内だが、6年生なのに既に13歳。
私立に居たのだが5年のときに一年間学校に行かなかったとのこと。55歳と56歳に大きな差はないが、小学生にとっての一年は大きい。
そして父親は官僚ときている。宮内がこのクラスを牛耳っていくのはさほど難しいことではなかったようだ。
生贄を一人捧げるだけでことは足りるのだ。そう、これは統率を取る上で最も簡単な方法の一つである。クーデターを起される可能性をはらむ諸刃の剣でもあるのだが・・・。
クラス内で事件が起こる。
生徒の一人がカバンに入れていた財布を無くしたというのだ。
そこで槍玉に挙げられるのは当然ツバサ。
マヤは追及しないと宣言。クラスから不満が上がると、宮内が提案。その瞬間のクラスメイトたちの振り向く速さといったら、日本の救急車のレスポンスタイムの比ではない。
全員が彼の言動に注意を払っている証拠である。
それはなぜか?
かれが王だから?上に立つ者の言動は気になる?
そうではない。
彼が暴君であるから、だ。
「キャーステキー」ではない。怖いのだ。
さて、宮内の提案は「無記名投票」
犯人を見たのに告げ口するのがいやで黙ってる人が居るかもしれない、と。
ツバサ以外の全員が賛成し、ツバサ自身もおずおずと手を上げる。
投票結果。
一枚だけが「わかりません」で、あとは全て「里中翼」。これは当然、仕組まれた結果である。
「あたし、里中君って書いた!」「私も!」「俺も!」
本当に翼のランドセルから財布が見つかる。宮内は自分の席でニヤついている。
「先生どうするんですか?」

だからwwwお前らっwwwww一斉に振り向くのやめろってwww
里中君は悪いことをしたんですよ?どう叱るんですか?
マヤの決断は「連帯責任」。全員で屋上の掃除だ。
「言われたとおりにしようよ。先生のいうことも一理あるしさ」
実はどっちに転んだとしても宮内にとっては都合がいいのである。
マヤがツバサを叱り付けようが、連帯責任にしようが、どっちでも良い。どっちでも両者を追い詰めることができるのだ。
「そろそろ来る頃なんだけどな・・・」
学校にやってきた誰かの保護者3人。「連帯責任」に文句を言いにきたのだ。
「それじゃあ先生はうちの英二が嘘をついているとおっしゃるんですか?」
イタイ親の登場である。子供の言うことに何も耳を貸さない大人はむかつくが、何でも鵜呑みにするバカもゴミである。
教頭も保護者の味方。彼としては兎に角事を荒立てたくないのだろう。再教育センターの方針と同じである。子供に深入りして怪我をするのは自分たちだ。なら遠くから適当にあしらってれば良い。触らぬ子供にたたりなし。
「ぼくたちに謝ってください」
マヤを追い詰めていく宮内。問題はこのままではこのドラマが「女王の教室」ではなく、普通の熱血学園ドラマに成り下がってしまうことだ(ぁ
宮内が教科書を開いた瞬間にみんながそれを真似する。
宮内が元気でいればみんなも元気で居られる。
宮内が嫌うものは、みんなも嫌いだ。
彼の存在はこのクラスにおいてかなり重要な位置をしめている。
(子供的)ツバサ虐めはエスカレートしていく。
マヤが宮内の思うとおりに動かず、屈辱を与えることに失敗した。ちょっとイラつくからこいつで発散しよう。ほら、お前ら、やれよ。
給食には鉛筆の削りカスをまぶされ、漫才ごっこで暴力をふるう。

見ろ!ツバサがゴミのようだ!
靴を隠すってのはよくあるけど、ツバサの場合は靴に落書きをされている。私ならこれ履いて帰るけどな・・・虐められたい・・・(黙
仕方なく上履きのまま帰るツバサ。
帰り道、橋の上からふと川を見下ろすとサルのおもちゃが浮いている。
あぁなれば楽になるのだろうか・・・何も考えずに済むのだろうか・・・泣かずに済むのだろうか・・・
上履きで帰るツバサを見つけて話をするマヤ。しかしツバサは「お願いだからぼくにかまわないでください!」
ぼくが虐められることでみんなが団結するならそれで良い。生贄上等。
ぼくが虐められなくなれば、他の誰かが虐められる。そんなのはいけない。こんな苦しみはぼく一人で十分だ。
という自己犠牲的な考えではない。
助けを求めれば虐めが酷くなるだけだから。彼は保身をはかって黙っているに過ぎない。
そういう子供たちが世の中にはたくさんいる。それに比べて彼らを助けることのできる人間の少なさはどうだ。
ぇ?私?私ゃ性根腐ってるから人助けなんて無理無理wwwwwwwwっうぇ
(-_-)
まぁ、だからこそ虐められたいんだけど。第三者がいきなり切れたら変でしょ?だけど虐められる人間には切れる理由がある。私ゃ切れたいのだよ。スンスン。「助ける」とか「助かりたい」と言う名目で切れたいのだよ。
言ってて怖いな・・・要は動機さえあればいつ人を殺してもおかしくないって事じゃんか・・・ぃぁぃぁ殺しはいかんよ殺しは。うん。暴力もいかんよ。
でも暴力に訴えるしかない、頭の悪い人には暴力で教えるしかないわけで、そこは切れるのが手っ取り早いわけで。
こう・・本気で殺される!ってとこまで追い詰められて切れたいのだ。今まで生きて来た8年という人生の中でストレス(とはちょっと違うけど)のほとんど全部を溜め込んでるから、膨らんだ堪忍袋に針を刺して欲しいのだ。刺される前にATフィールド張っちゃうんですけどね。
まぁ、爆発した瞬間に私の目の前に居る人には関係の無い怨念をぶつけることになるのでご愁傷様としか言えないが。何の話だ。
それから数日、ツバサは学校に来ない。風邪をこじらしているらしい。宮内はぬけぬけと心配してるなどという。
さて、問題のツバサは当然ながら仮病である。このママも無力である。宮内ママの図々しさ、ふてぶてしさをほんの少しでも見習って学校に乗り込んだら・・・負けるな・・orz
多分、こういうタイプの人が「うちの息子は財布を取ったりなんかしません!」とか言っても教頭は耳を貸さないだろう。だって宮内家の方が権力あるから。
てゆーか里中家。貧乏には見えんのだが・・・。てゆーかツバサママ、ちょっと宮迫に似ている(ぉ
部屋に篭るツバサに説得を試みる灰マヤ。

「いい加減甘えてないででてきなさい!」
篭城したって何も解決にはならない。
「虐められてるんなら、逃げないで現実と向き合うしかないじゃない!
みんなに負けないぞってとこ見せて、戦うしかないじゃない!
あなた自身が強くなるしかないじゃない!」
この、ドアを叩きながら喋る演出はどうかと思うんだけど・・。兎に角熱弁を振るう灰マヤ。しかしこのマヤは女王にはなれない。鬼塚にもなれない。ヤンクミにもなれない。ただのヌルい温血教師。
「あたしが全力で守るから!」
もう、誰も失いたくないから。
仕方なく退散しようとするマヤだが、その時、ツバサの心が開かれた。

助けを求める者がそこにいる。誰にも傷つけさせはしない。
マヤを体育倉庫に呼び出す宮内。何でそんなとこに(´д` )って、呼び出したのはマヤの方か。
クラス全員が宮内の言いなり。彼らは平民ではなく、奴隷予備軍なのだ。
「クラスを支配するみたいなことをして、なんになるの?」
宮内を追い詰めていくマヤだが、宮内は涙ながらに訴える。「ぼくはそんなことしてませんよ!」
悪知恵が働く上に演技派だなぁ(´∀` )
「こうすれば良いんでしょ!」
突然ズボンを脱ぎ始める宮内。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
「何してるの!」
「やめて、先生、やめて下さい!やめ、やめてください!言うこと聞きますから!」
そこに現れる教頭。「何をしてるんですか!」
笑うしかねぇwwww
一番のアホはこの教頭じゃねーか(=゚ー゚)

バカとハサミは使いよう、ってね。
虐めを問いただしたらいきなりズボンを脱ぎだした。誰がそんなことを信じる?
まぁ、信じないけどさ。
女教師が小学生を体育倉庫に連れ込んで無理やりズボンを脱がせるってのも普通信じないだろ。てゆーか学園ドラマって何でこうも教頭が無能なのか。
いや、他の教頭は平和の廃墟を望んでるだけで、別に無能ではないか。しかしこの学校の教頭はなんか・・ねぇ。
学校に乗り込んでくる宮内夫妻。ママは殺しますからね発言まで。そりゃ言うわな。
パパは権力もち。教員免許剥奪することなど彼にとっては簡単なこと。夫婦がそろいもそろって脅迫か。
結局担任の座を追われるマヤ。
ツバサは相変わらず欠席。これはいけない。
生贄が居なくては王はつとまらない。

君に標的になってもらおうか?
誰でも良いのだ。生贄の条件は一つ。何の後ろ盾も無い雑魚であることだ。
執行される刑。もはや楽しそうなのは宮内一人だけである。こうなるとクーデターは近い。暴君は権力だけで奴隷たちを操ることは出来ない。その心を掴み、いじめを楽しいものと認識させることが出来なければたかが12〜3歳のガキによる恐怖政治はすぐに終焉を迎える。宮内はそれがわかってない。引き際を知らぬ愚か者だ。
大人じみたいやがらせは父親のやり方を見て学んだのであろうが、やはり浅い。彼に真のいじめっ子としての素質は無い。ならばまだ救いはある、ということだ。
体育館に乱入するマヤ。
衣装は黒と白。「中途半端なマヤ」という状況ではなく、「どっちの転ぶかわからないマヤ」の状況。

灰マヤからの脱皮は近いか?
一年留年したことを気に病んでいるのか?そしてそれについて父親に何か言われた?
誰でもいいからぶつけたかった?
「先生こそ、おとなしくしてた方が良いですよ?」

「殴るんですか?」
振りかぶりすぎだろう。これで殴られたら痛そうだな。
「そんなことをしたら次は確実にくびですよ?それでも良いんですか?」
教師とは弱い存在だ。戦後の大人たちは強かった。国が荒れていたからだ。だが、今はそうではない。大人が他人の子供を殴れば裁判沙汰だ。
教師が生徒を殴ればPTAが飛び出し、教頭が右往左往し、教育委員会がザマスし、官僚がバウワウする。
バカな大人たちが子供たちのために頭を抱えてケンカし、勝手なことをゴチャゴチャ抜かしてる。そんな大人たちを操るのは造作も無いことだ。
だいたいからして、どうして僕がこんなガキどもといっしょに雑用をしなきゃならないんだ?
開き直る宮内。
「僕は本当はこんなところにいる人間じゃないんですよ。たまたま病気をしたから、ココに通っているだけで。
そうだ。先生は日本で何パーセントの人間が幸せになれるか知ってます?うちの父親が言ってましたけど、ほんの一握りですって。
つまり一クラス27人だから、この中で幸せになれるのは僕だけなんです」
キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!
黒マヤの場合は明確な数字を提示していたが。
宮内は望めば何でも手に入る家庭で育っている。しかし、マヤは地位や名誉やお金以外にも幸せがあるという。
「だから私は、ココにいるみんなは、みんな幸せになれると思う」
誰にだって幸せになる権利がある。資格があり、素質がある。一人でなれなくとも、誰かが引っ張り出してやれば良い。大人が子供たちの中に眠る幸せの種を育ててやれば良い。
それが家族の、友達の、そして教師の役目なのだ。
勇気を出して登校してくるツバサ。偉いね。
しかしそのツバサを学校から連れ出す宮内。

「君はどうせ幸せになんかなれないんだからさ。さっさと死ねば?
死ねば?
死ねよ。
死ね。
死ね。」
職員室。授業のチャイムが鳴るとマヤは独りぼっち。またグレーになっとる。
「今朝起きたら、ツバサがいないんです」
しかし学校にはきていない。では、どこへ?
探しに行くマヤは橋の上でランドセルを発見し・・・そして・・・・

ちょっと・・・おい。。orz
里中君・・・?里中君・・・・・!?・・・・・・翔・・・!!!
そんなバカなことがあってたまるか。またか?またなのか?私はまた、子供を殺すのか?
ツバサを必死で引き上げるマヤ。
させてなるものか。翔を・・・子供たちを、不幸にさせてなるものか。ふざけるな。何だこれは。助けなきゃ。助けなきゃ・・!
「お願いだから、もう誰も殺さないで!この子の未来を奪わないで!助けてくれるなら、どんな事だってします。
もう教師を辞めるなんていいません。どんなことをしても、子供たちを・・・子供たちを・・・・・
守りますからー!!!」

叫んじゃったよこの人は・・・
と、その叫びが天に届いたか、ツバサは奇跡の生還。
「よかった・・・よかった・・・・・よかった・・・・・・・」
一度は飛び立っていったカラスたちがまた屋上に集い始める。
教室では図工の時間。しかしそんなことはどうでも良い。マヤは有無を言わさず宮内を連れ出す。
暗黒の宴が始まる・・・っ(;´Д`)(何
「けさ、里中君が死のうとしたの」
「へぇ」
本当に「死のうとした」のだろうか?「殺されそうになった」のではないのだろうか?ふーむ。まぁ、同じか。
「責任は感じないの?」
「何で僕が」
アレを殺して何が悪い?
幸せになれない奴を殺して何が悪い?
悪い奴を殺して何が悪い?
子猫を殺して何が悪い?
「先生、前から疑問に思ってたんだ。教えてくれませんか」

「どうして人を殺しちゃいけないんですか?」
キタ━━━━━━m9(゚∀゚ )━━━━━━!!!!
「里中君なんて、もしかしたら死んだほうが幸せかもしれませんよ?」
これ以上マヤを刺激してはならない。本当に暴君になりたいのなら。必要以上に相手に怒りを抱かせるのは戦上手とはいえない。決死の覚悟をさせてはいけない。
決死の覚悟をした鬼にかなう人間なんていないのだから。
「殴るんですか!・・・良いですよ。そんなことをしたらどうなるかわかって・・・」
(((((;`Д´)≡⊃)・∀)、;'.・
「何すんだよ!!」
(((((;`Д´)≡⊃)・∀)、;'.・
「いいのかよ教師がこんなことして!」
(((((;`Д´)≡⊃)・∀)、;'.・
「一年ダブっただけで、もう駄目な奴とか見下してんじゃねぇよ!」
宮内英二。彼は王などではなかった。特権階級などではなかった。それはプレッシャーに潰された、ただの13歳。弱い、何の力もない、子供だ。
宮内は弱い。だから、武器を持った。
そして切りつけた。
マヤの肩からは血が吹き出し、宮内自身もまた、その返り血に染まる。
カッターが奪われればバットで殴り、そして首に圧力を加えていく。これはもう、指導でもケンカでもない。
戦い。

殺し合いだ。
お前みたいな半端な正義を振りかざす大人は目障りなんだ。消えてしまえ。死んでしまえ。
そこに舞い降りる一匹のモンシロチョウ。
翔を死へと追いやった要因。マヤの愚かさの象徴。行っては駄目。そっちに行っては駄目。
大人が、教師が、子供を止めてやらねばならぬ。
遠くで見てるだけが親じゃない。自由を与えるのが大人じゃない。

束縛するんじゃない。導き、そして壁になるのが大人の仕事ではないのか。そういうカッコいい大人が居ないから、子供がグレるのだ。
子供に解らせる大人が居ないから。それを解っている大人が居ないから。
「教えてあげる。何で人を殺しちゃいけないか。
死ぬときは痛いからよ。苦しいからよ。死にたくないって叫びたくなるからよ!
これが痛みなの。あなたが今まで他の人に与えてきたものなの!
人は死んだら・・・もう家族にも会えないの。友達にも会えないの。
その人の大切な夢や希望や想い出まで、全部消えてなくなってしまうの!
この世に生きている人の未来を奪う権利なんて誰にも無いの。
だから!
人を殺しちゃいけないの!」
夢も希望も想い出もない人を安楽死させるのはいいのだろうか・・・とか言いません。まぁ、それはそれで。うーむ。
ついに泣き出してしまう宮内。それは何も首をしめられて苦しいからとか、恐怖からでもない。
そこに乱入する教頭たち。そろいもそろってマヤをスルーしてどっか行く阿呆たちは、きっと今までいい先生に出会わなかったのだろう。
もう、校長にもどうすることも出来なかった。マヤは結局、再教育センターに送られることに。
「あなたには、教師をやめないで貰いたい。現場に戻ってほしい。あなたのような先生が必要なんです」
この人はエピソード3でもチラッと出てくるが、マヤに付いていくことは出来なかった。彼女の思考は彼の脳裏で処理できるようなものではない。
さて、現在の黒マヤ。
「その時、教師やめてりゃ良かったじゃないですか!」
石原良純にはマヤの行動が理解できない。
自分の正義を貫こうとするその気持ちは一種素晴らしいものだ。そういう人たちが何人もこの際教育センターに訪れ・・・そして消えていった。
マヤは3年前に一度、ここに来て、そして現場に復帰し、自らの信念を貫き、そしてまたココに送られてきた。
あなたのやったことが正しくないという、確固たる証拠ではないか!
信念?正義?馬鹿馬鹿しい。そんなもの、教育には必要ない!みな、それが判って教師をやめていくのに。何故、あなたはココに戻ってきてまで教師を続けようとするのだ!
外には由介・・・成長してねぇっ!
「暗くて見えませんでした」って普通に嘘ついてるしorz
「自分が正しいと思った道を行けば、あの時ああすればよかったと後悔することもありません。いずれ周りの人もわかってくれます。いえ、解ってくれなくても良いという覚悟が出来ます。そうやって人間は強くなるのです。
そういう第3の道を探すために、人間の頭脳はあるのです。自分にうそをついて何もしないのなら、人間である必要なんかありません」
「教師やめようとか思わなかったんですか」
最初に教育センターへ通ったときのマヤ。

その表情にはうんざり感が漂う。
何でこんなことをやってるんだろう?ココまでして教師にしがみつく必要があるのだろうか?
塾の講師にならすぐにでもなれる。何も学校だけが教師じゃない・・・。
そんなマヤの前に現れたのは元気になったツバサ。
あれからの宮内は意気消沈。信念を持たずに上に立ち、そしてその立場を追いやられたエリートは脆い。クラスのみんなからは静かなるクーデターを起され、不登校となり、挙句に学校を辞めて家庭教師をつけるとのコト。
それはだめだ。学校に行って、いい友達を作って、いい先生に出会って、いろんな人を好きになって、いろんなものを好きにならなくてはいけない。下を向いて後ろにばっかり進んで、そんなのは何の解決にもならない。
特権を失ったのならそれで良いではないか。晴れてみんなと同じではないか。奴隷に成り下がる必要などない。虐められたのなら、強くなるしかないじゃない!
「このまま学校辞めて後悔しないの?
他の人は散々虐めておいて、自分が虐められたら逃げ出すの?
大人のことは普段から馬鹿にしてるくせに、いざというときは親に守ってもらうの?」
宮内の表情は暗い。だが、それは迷いの色でもある。そんな宮内をかばいだてする母親は視野が狭い。
彼女がほしいのは宮内英二という名の「人形」だ。
彼女は一度子供を失っている。とても利発な英二の兄。
その幻想を英二にぶつけているだけではないのか?
父親はどうだ?
自分のやってきた努力と、そして手に入れた威厳・権力・地位。それを与えるべき長男が死亡し、代わりになるはずの英二が病気で留年し、そして勝手に絶望したのではないか。そんなものは「期待」とは呼ばない。夢でも理想でもない。ただのレヴェルの低い我侭であり、それは白マヤ意識と同格である。
「あたしには、もうこの子しかいないんです!」
「愛するのと甘やかすのは違います」
宮内ママの所望する生き人形。それには愛など必要がない。餌を与えて良い服を着せて、自分の思いのままに操る3次元キャラだ。必要なのはお金だけである。
「子供のためと言いながら、あなたは自分の価値観を押し付けてるだけではないですか?あなたは息子さんの本当の苦しみなんかわかってないんです。
このままじゃ・・英二君、本当に駄目になってしまいますよ」
「いい加減目覚めたら!」
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
英二、決断のとき。覚醒のとき。
弱いものを潰しながら、強いものの陰に隠れながら、どうでもいい人生を歩むのか。
きびすを返し、辛いことや悲しいこともたくさんあるであろう、学校へと戻るのか。
「あなたは独りじゃないの!」
そこに現れたのは英字が死のふちにまで追いやった少年、ツバサ。復讐しにきたのではない。心配でやってきたのだ。手を差し伸べにきたのだ。
「イメージできる?」
キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
こんな僕を心配してくれる奴がいる。よりにもよってあいつが。頭もよくないし勉強も出来ないし要領も悪いし貧乏だし幸せにもなれないはずのあいつが。
「あなたよりもずっと、強いと思わない?」


母の手を振り切り、前へと進む英二。
「お父さんに言いつけるわよ!」
「勝手にすれば。誰がなんと言おうと、僕はこの学校を卒業するから」
うおぉぉぉ。こんなの女王の教室じゃねぇ(((((;`Д´)≡⊃)・∀)、;'.・
しかし良いシーンですよ。
そして後ろを向いて逃げ出したのは宮内ママである。救えねぇorz
英二よ、いつかお前が救わねばならんのだ。兄の幻想に取り付かれた両親を。
「早く行きなさい。友達が待ってるわよ」
「今ごろわかったよ。先生が本当にいい先生だって。先生と一緒に卒業したかった。・・・・ごめん・・俺のせいで・・・」
「許さない」
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
「罰として、これ、貰っておく。帰してほしかったら、いつでも会いに来て」
それは英二愛用のペン。マヤの脱皮・成長の証。
「それで決心したわけですか。もうどんなことがあっても教師を辞めないと」
「ええ」
「しかし、むなしくなりませんか?
そんなに立派な覚悟があっても現実は残酷って言うか、誰もわかってくれないし、結局またココに舞い戻ってきたんでしょう?」
「教師でありつづける限り、自分が想像できない奇跡に出会えますから」
「(゚Д゚)ハァ?」
いままで、そういう教師を何人も見てきた。もしかしたら、彼自身もまた理想と夢を捨ててココで働くようになったのではなかろうか?夢破れ、現実を突きつけられ、そして悟る。教師に理想などいらない。それはきっと真実なのだ、と。ならば、間違った道を歩もうとする教師たちを指導・教育するのが俺の役目だ。
事実、何人もの教師達を更正してきた。
なのに何だ?この女は。
俺が見てきた何人もの教師、そして俺自身もがかつて掲げてきた夢の世界を目指し、諦めると言うことを知らぬ。何故だ?残酷な現実を知り、その前では理想などあまりにも儚いものではないか。それを解らぬわけではあるまい。なのに何故、別の道を歩まない?
それが第3の道か?前に進むことが?
馬鹿げている!何が理想だ!何が夢だ!
何が奇跡だ!
そんなもの・・・そんなもの・・・・・・俺は、知らない。どんな教師たちも見たことのない世界。
お前は知っているのか?お前には見えるのか?その世界が。
外には由介が。相方を必死で説得し、担任に謝罪した。嘘をつかず、黙ってるわけでもなく、友達を売るわけでもない。ともに前に進むことが由介の第3の選択。
過去に戻る。マヤの家には泉谷しげるキタ━━━━━━m9(゚∀゚ )━━━━━━!!!!
再教育センターに2年間通い、それでも教師をやめようとしないマヤの存在を聞きつけてやってきたのだ。
「もし、現場に戻れるようなことになったらですよ。今度はどうなさるんですか?」
「鬼になります。子供たちになんと思われようが、私自身が大きな壁になって、徹底的に厳しくやります」
戦う決意。子供たちと、保護者と。
それは生半可な覚悟でしていいコトではない。マヤはあらゆる情報を集め尽くし、危険を察知すれば寝ずに監視すると言うことまで決めている。それは明らかに「教師」の枠をはみ出しているだろうが、しかし、それを成し遂げた後に待つ笑顔はかけがえの無いものになる。
そこまでやっても、子供たちに本当の気持ち、愛が伝わらないかもしれない。しかしそんなことは問題ではない。
「それが教師という仕事だから」
泉谷の決断。
「うちの学校に、きていただけませんか?」
しかし彼には大した力がない。マヤを守ることは出来ない。
マヤはそんなものは期待していない。自分の力で立ち向かう覚悟が出来ているのだ。自分が強くなるしかないじゃない!
「翔・・・ママを守ってね」
ありゃ?
心のよりどころさえあれば人はどこまでも強くなれるのだ。必要なのは権力やお金ではない。
マヤはクラスの中から一人、生贄を選出する。クラスの中で一番強く、たにぞこへ落としても何度でも這い上がってくる子供。阿久津真矢という迫り来るデモンズウォールに対し、他のみんなに呼びかけて対抗できる子供。
神田和美。
そして・・・

どうか・・・私のやり方が間違っていませんように。
24人全員、無事に卒業できますように。どんなことをしても、私の子供たちを守りますから。
・・・甘いわよ。まだそんな顔じゃ・・・


その物語はエピソード3へと、
つづく。
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2006/03/21(火) 20:06:12 | プールサイドの人魚姫
