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吾輩は斑猫である
3 (10/11)




 蟻は笑ったのである。
 下品な高笑いではなく、吾輩を蔑む笑いでもない。ただ、満足したかのように、薄く、小さく、笑みをこぼしたのだ。
 自殺願望でもあったのか?
 いや、違う。それならば最初の一撃で吾輩の餌となっていたはずだ。
 わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。わけが分らぬ。腹が痛い。
 ・・・あ?
 蟻を捕らえていた六本の脚から、するりと力が抜けていった。腹が痛い。
 蟻は慌てるでもなく、悠々と吾輩の巣穴から出ていった。腹が痛い。
 取り残された吾輩は呆然と腹を見上げた。腹が痛い。ちくりと痛い。何なんだこれは。わけが分らぬ。
 突如吾輩を襲った痛みは、すぐに引いていった。吾輩は呆然と空を見上げた。穴の向こうに広がる青空に、白い雲が見える。そして、先ほどの蟻がこちらを見下ろしていた。じっと、見下ろしていた。勝ち誇るでもなく、哀れむでもなく、無表情に見下ろしていた。
 ――離脱による終戦はありえない――それは吾輩の思い上がりだったのだろうか。だとしたら吾輩はとんだ一人相撲である。
 原因不明の病にて吾輩が戦闘不能に陥ったと知り、蟻は身を引いたのだろうか。だとしたら吾輩は彼に対してどんな侘びをすれば良いのだろう。
 腹の痛みは引いたが、頭痛をもよおしてきた。意識が遠のいてくるのを必死で堪えた。目がかすむ。見下ろす蟻の顔は、何かを待っているように見えた。吾輩の回復を待ち望んでくれているのだろうか。ならば期待に応えねばならぬ。
 それは無理だ。
 吾輩の脳裏に、そう断定する声が響いた。これは吾輩の思いではない。深層にもない言葉だ。本能でもなければ血でもない。外部からもたらされた啓示だ。
 お前なのか・・・・・・?
 返答はなかった。ぐらぐらと世界が歪む。
 蟻は再び我が巣穴へと侵入してきた。一日に二度も他者の侵入を許すなど、斑猫として恥ずべきことであるが、吾輩はもはや動くことも出来なかった。足の一本も動かせなかった。意識を失わないことだけが最後の砦である。
 蟻は吾輩の腹にしがみつき、何やらごそごそやっている。よく見えない。ただ、吾輩の全身を緩やかな快楽が波打った。ふわふわと宙を浮いている気持ちだ。吾輩は大人になれば美しい羽根を授かる筈である――知っているわけではないが、明確に知っている。本能とはそういうものだ。諸君らには分るまい――が、その羽根による飛行では得られない快楽ではなかろうかと想像する。
 夢うつつに浸っている吾輩を置いて、蟻はすごすごと退散していった。穴の中に入り込む僅かな陽光が、蟻の尻の先の針のようなものをきらりと照らした。そしてその蟻は小さな石ころやら枝やらを吾輩の巣穴に投げ込み、辺りは暗くなった。

   かんれん!

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