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吾輩は斑猫である
3 (9/11)





 吾輩の頭と胸、胸と腹、それぞれの境は細くなっている。吾輩に限らず、大抵の昆虫は体の一部が極端に細い。今相手をしている蟻などはかなり顕著である。
 吾輩の場合、幾ら細いとは言え蟻の顎で真っ二つにされる心配は少ないが、しかし致命傷には変わりがない。どんなに堅い鎧を持っていても、ここをやられれば死ぬのである。吾輩の腹に噛み付かなかった蟻の狙いが、最初からこの境であることは間違いないであろう。だが、そこは吾輩の六本の脚が集中している場所でもあるのだ。
 決戦の瞬間が訪れた。瞬間などというのもおこがましい。阿摩羅の一時だ。
 吾輩の六本の脚は見事に蟻の体を捕らえた。渾身の力を込めた抱擁だ。二度と離すことはない。吾輩は喜びに打ちひしがれた。食欲を満たす期待や、殺しの喜び、そんなものとは比較にならぬ絶大な欣幸が訪れ、そして初めてにして唯一の好敵手を失う悲しみにとらわれた。
 そして、もうひとつの想念が立ち上がったことについて、吾輩は見逃すことが出来なかった。出来れば気のせいであって欲しいそれは、疑問である。果てしなく大きな疑問である。わけが分らぬ。わけが分らぬ。今まで以上に、その何倍もわけが分らぬ。
 吾輩が蟻を捕らえる瞬間、蟻はその大顎を開かなかったのである。
 吾輩は戦慄した。
 大顎を開かぬということは、攻撃態勢ですらなかったわけだ。攻撃態勢に入るよりも前に吾輩に捕らえられたとでも言うのか?しかしそれはありえない。神速の域に達するこの蟻に限って、それはありえない。という事はつまり、最初に彼が吾輩の懐に入り込んだ時と同じく、攻撃をしようという考えそのものが無かったということだ。だが、それならそれで、吾輩の脚から逃れることも出来たはずだ。この捕縛は彼の攻撃と同時に行われて初めて成立する、言わば捨て身の作戦なのであって、こうも一方的に成功するようなものではない。でなければ、好敵手などとは吾輩、死んでも口にしない。
 彼は吾輩をもてあそんでいるのか。吾輩に捕まっても何の問題もないというのか。捕まれば結局、避けなければならなかった大顎の餌食となるのに?
 吾輩は戦慄した。

   かんれん!

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