Je pense, donc je suis.

(=゚Д゚)<人間は考えることが少なければ少ないほど余計にしゃべる。

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叫びたいのに賢明に微笑んだこと

>>地獄少女 三鼎
第13話「六文燈籠」

今日のテーマ:戦争の起源について。
地獄少女三鼎

地獄少女三鼎
 「何かあった?」
 「何かって?」
 「言いたくないなら良いけどさ。悩みとかあったら、相談に乗るからね」
 「うん、ありがと」

 私の中に地獄少女がいてねwwwwwwwwww依頼遂行のたびに背中割って出てくんのwwwwwwwwwんでもって人が死ぬのwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 などと言えるはずも無い。

 「いいなぁ家庭教師。私もお金持ちの家に生まれればよかった」
 「うらやましいかぁ♪」
 何気に冗談で済まない筈の会話が、冗談で済まされている。つまりそれが「友達」である。これは実に得難きものであり、尊いものだ。ゆずきたんは地獄少女について秋恵に相談することなど出来そうに無いが、しかしそれでも、秋恵がそこに居て笑っているだけでも、ゆずきたんの支えになるのだ。
地獄少女三鼎
 (・・・ありがとう、秋恵。おかげで、何とかなってる・・・・・・話せるものなら話したい・・・ねぇ秋恵・・・私の中には・・・地獄少女がいるんだよ・・・・)

 繰り返される恨みの連鎖・・・いや、ほとんど突発的と言ってよろしい。因果無き愚かな怨恨・・・いや、これも違う。怨恨などではない、殆どがただの殺人だ。逆恨みであったり、思い込みであったり、ゲーム的であったり。享楽的と言っても過言ではないやも知れぬ。流れも原因も希薄な人殺しの連続・・・・
地獄少女三鼎
 (いつになったら・・・終わるんだろう・・・)

 終わりなどありはしない・・・・・・



 さて、近日開催「六文燈籠」。
地獄少女三鼎
 地獄に一番近い場所、賽河原市にて行われる燈籠流しは元来、罪人どもの贖罪の祭であった。現在では罪ではなく、忘れたいことを流すらしい。
 「燈籠流しの晩、あそこに地獄の門が開く。地獄からお嬢に、贈り物が届くとさ」

 その情報はどこから出てるんだ・・・?


 はて、それはともかく警察署の前。一人の刑事に突っかかる女がいる。
地獄少女三鼎
 「事件は解決したんだ」
 「六文燈籠で流して、忘れろとでも言うの?・・・・・偽善者!偽善者!偽善者!・・・・忘れたりするものですか・・・絶対」
 なにやら刑事に対して深い恨みがあるようだ。ところで、警察=善などということが明らかに幻想であることには、最低でも10歳までに気付くべきだと思うのだが。警察が悪だって意味じゃなくて、法に則って動く人や、法を犯した人を捕まえる人ってのが即ち「善」ってのはおかしいだろって意味ね。しかしまぁ、警察を頼って、警察がそれを引き受けたにも拘らず裏切ったとなれば、こういう言葉が飛び出すのも仕方が無い。

 その女、地獄通信に何度もアクセスしているようだ。無論、相手はその刑事と思われる。

 高杉家。
地獄少女三鼎
 ・・・・・・その刑事、秋恵パパであった。恨みの魔の手が忍び寄る・・・・
 真ん中にいるのはママではなく、家政婦。父娘は仲良しだし、家政婦との関係も上々。絵に描いたような幸せの光景であろう。

 秋恵は家庭教師のアケタガワさんを自慢している。そのアケタガワ先生というのが・・・・
地獄少女三鼎
 (´゚д゚`)・・・・!

 ええっと。
 アケタガワは秋恵パパを怨んでいる。
 アケタガワは秋恵の家庭教師である。
 アケタガワは秋恵が秋恵パパの娘であることを知らない・・・・という事は考えにくい。
 秋恵パパはアケタガワが自分を怨んでいる女であることを知らない・・・・などと言うことがありえるか?が、名前を覚えていないとはどういうことか?



 夕方、秋恵ん家を訪ねようとしたゆずきたんは部屋で談笑している秋恵とアケタガワを見つけ、そのまま帰る。そしてその夜・・・
地獄少女三鼎
 秋恵の家庭教師が藁人形を受け取っている・・・?
 「この人さっきの・・・・違うかな・・・」
 ゆずきたんは積極性に欠けるというか、あまり物事に首を突っ込みたがらない性格。そうでなくとも相手は地獄少女、幾ら自分の体が利用されているとは言え、できる限りお近づきにはなりたくないものだ。人が死んでいくのを止められない自分の無力さに落ち込むより、目を瞑ってしまうことの方が兆倍楽なのだ。そういう、ある意味で事なかれ主義な思考が、ゆずきたんを無意識レベルで縛り始める。一番仲の良い友達の家庭教師が地獄少女に接触しているかも知れぬという可能性に対して、そんな事は無いと高を括るのだ・・・。



 翌日、アケタガワの家に遊びに行く秋恵。
地獄少女三鼎
 真山・・・・・・?
 秋恵は気付かなかったのか、あえて無視したのか。
 「アケタガワ」というのが偽名だとすれば、秋恵パパがその名を聞いてもピンと来ない事には合点がいくし、家庭教師の紹介についても必ずしも直接名前が伝えられているとは限らず、アケタガワならぬ真山が送り付けた履歴書だけを鵜呑みにしているならば、高杉家に入り込むことも満更不可能ではない。

 「お父さん、ただいま」
地獄少女三鼎
 秋恵は息を呑む。
 タクシー運転手をしていた真山の父は、酔っ払いと喧嘩になった際の怪我で寝たきりになってしまったという。何か最近タクシー運転手を狙った馬鹿及び模倣犯がそこら辺に居るらしいが、なんというかね。死ねと。私ゃ都会のタクシーが嫌いだが、しかし死ねと。

 さて、その真山父を殴り倒した酔っ払いだが、名家の息子だったらしく、無罪放免。
 犯罪+名声+金=無罪
 とんでもない構図だが、しかしまかり通る構図である。
 「お父さんが一人で事故起こしたことにされちゃって」
 「酷い・・・」
 「酷いでしょ」
 「警察は!?」
 「問題はそこ。私はそれが許せないの。警察は捜査なんかしなかったのよ。トップがそう命令したの」

地獄少女三鼎

 「賽河原警察署署長、高杉憲久」
 「え!?」

地獄少女三鼎

 「そう、あなたのお父さんが部下に言ったの。何も無かったことにしろって」
 やはり真山は故意に偽名を使って、高杉家に入り込んだのだ。果たしてその目的は・・・

 「うそ、お父さんそんな人じゃ・・・」
 「残念だけど本当なのよ秋恵ちゃん。罪を裁く立場にありながら、自分を守るために犯罪者の片棒を担いで・・・偽善者・・・・」
地獄少女三鼎
 「娘のあなたに偶然出会ってこんなに仲良くなるなんて・・・皮肉よね」
 巫山戯てんのかこのアマは・・・本当に仲がいいならこんな形でいきなり父の過ち (それが本当に過ちであったのか真山の妄言なのかは知らんが) を暴露したりはしない。受験を前にした中三の少女が、突然目の前に寝たきりの老人を見せ付けられ、信頼していた大好きな父親が、大好きな家庭教師に「偽善者」と罵られるのだ。たまったものじゃない。
 真山は秋恵を精神的に追い込んだ。完全に追い込んだ。自分達は被害者であり、秋恵パパは薄汚い加害者であり、そして・・・

 「でも安心して、私はあなたが大好き。あなたを憎んだりなんかはしない」

 大切な人を信じ続けるか、あらゆる過去をもひっくるめて信じ続けるか。
 それとも、突如現れた女の言葉を信じ、父を裏切り者であるとするか。
 秋恵が選ぶのは・・・・





 「なに?進学しない?何かやりたいことでもあるのか?だったら相談に乗る、話してみなさい」
地獄少女三鼎
 「・・・・家を出る・・・・お父さんが借りてるマンション、これから、あそこに住む・・・・・・・信じてたのに!」

 秋恵よ、お前が言う「信じる」とは、つまり、その程度なの、か、と、いうのは、酷であろう、か。
 不安定な年頃である。ガツンと一発大きなパンチを貰ってしまうと、思いのほか容易く天秤は揺らぐのだ。いや、壊れるのだ。ともかく、秋恵は真山の言うことを信じたのだ・・・・

 ん、でも自立するわけじゃないんだな・・・秋恵自信、まだ迷いがあるのか。父を裏切り者と認定しつつも、まだ縋ろうとしている自分に気付いていないのやも知れぬ。ふむ、まだ対話の余地は残されているのだ。秋恵よ、結論はまだ早いぞ、と。


地獄少女三鼎
 「んふふふふ。そう簡単に終わらせたりしない・・・苦しんで、心がズタズタになればいい・・・そして最後に・・・」
 枕元に藁人形を置かれた父は如何思うだろう・・・

 現在、苦しんでいるのは秋恵である・・・・となれば、真山の狙いは、つまり、秋恵の命・・・・・・・・
 いやいやしかし、それはおかしい。恨みを晴らすならば秋恵パパである。秋恵に裏切り者としてのレッテルを張られた秋恵パパもまた苦しむはずだ、ふむ。最終的に殺すべきは秋恵パパなのだ。何よりも、秋恵はゆずきたんに、或いは地獄少女三鼎に必要なキャラクターである。ここは一つ、秋恵パパに犠牲になってもらい、秋恵は悲しみを背負って生きてもらおう。そしてあらゆる苦しみはゆずきたんと二人で分かち合い、支えあい、何とか進もうとするのだ。


 その秋恵は本当に引越しを始めてしまった。ゆずきたんには「気分転換」と言ってある。
地獄少女三鼎

 そこに真山登場。
地獄少女三鼎
 真山に対して多少の疑念を持っているゆずきたんだが、しかし目を逸らしてしまう。秋恵が危機に晒されるかもしれないというその可能性を認めたくないのかも知れない。
 秋恵はと言えば、これはもう完全に真山の掌の上。強力なコマを手に入れた真山はいかにして秋恵パパを追い詰めていくのか・・・・・・



 さて、燈籠流しが静かに行われる。
地獄少女三鼎
 ゆずきたんが流すのは地獄少女。なんとも不思議な光景ではある。
 そして秋恵が流すのは「お父さん」・・・・罪無き男を死地へと追いやった、偽善者、裏切り者の父・・・が、

 「やめた」

 燈籠に乗せて川に流したところで、実際の所何が如何なるものではない。こんなものは只の真似事に過ぎず、儀式ですらないのだ。それでも秋恵は流せなかった。たとえ冗談でもそんな事は出来ぬ・・・そう、それで良い。父を想うあまりに道を踏み外そうとしている真山に教えてやるが良い、父と娘との真の絆を。


 足早に帰ってしまった秋恵に置いてかれたゆずきたんは地獄の門へといざなわれる・・・
地獄少女三鼎
 ゆずきたんの流した灯篭とすれ違う、一艘の小舟。そしてその向こうに居るもう一人のゆずきたん・・・
地獄少女三鼎
 それにひかれるように川へと入っていくゆずきたん。を、とめる声。
 「およしなさい。行ったら戻れなくなるわよ」
 何と保健医である。
地獄少女三鼎
 「柴田先生・・・」


!(´゚д゚`)!

!!(´゚д゚`)!!

!!!(´゚д゚`)!!!



つ ぐ み た ん 再 臨




 あの保健医はただならぬオーラを出していたが (水樹奈々だし←と言うかここで気付くべき) ( ´∀`)ふむ。よく見りゃ面影もあるな。
 ん、しかし・・・二籠に出たときのつぐみたんがまだ中学生くらいだったとしても、せいぜい10年20年やそこらしか経過してないのか・・・それだけ経過してるにも拘らず次から次へと地獄通信にアクセスがあり、メディアでも普通に地獄少女ネタが通じるというのはまさしく異常であるとも言える。コリャ誰か広報が居るな?


地獄少女三鼎
 ゆずきたんの脳裏をよぎる、幼き頃の秋恵のイメージ。そして確信する。秋恵の危機を。



 マンションに戻っていた秋恵。そこには真山も居る。シャワーを促す真山の狙い、それは・・・
地獄少女三鼎
 「あたしよ、今すぐお願い」
 すぐさま部屋に入ってきたのは・・・
地獄少女三鼎
 真山の作戦は、この男に秋恵を襲わせることだった。秋恵は心身ともにズタズタにされ、それを知った秋恵パパは死ぬほど苦しむのだ・・・・
 しかしこの、回りくどい割には直情的なやり口・・・地獄通信を使う意味が無いようにも思えるのだが。

 電話で秋恵パパを挑発する真山だったが、その直後に秋恵パパとゆずきたんが乗り込んできた!
地獄少女三鼎

 ゆずきたんの連絡によって大事に至らずに済んだのである。おお、初めてじゃないか!?

 「でもいいよ、だったら・・・」
 真山の目論見は失敗に終わったかに見えるが、しかしまだ最後の手段が残されている。最後の手段と言うよりは、むしろ最終目的か。真山としては途中の過程などおまけに過ぎない。秋恵パパを死に至らしめることこそが大事なのだ。
地獄少女三鼎
 「秋恵のお父さんを流すつもりね」
 「事情も知らないくせに邪魔しないで!」
 「事情なんか如何だっていい!こんなやり方でする復讐なんて、間違ってる!

 藁人形を奪いにかかるゆずきたん
地獄少女三鼎
 「だめ、絶対だめ!」
 良いぞゆずきたん(・∀・)これ以上秋恵を苦しめてはいけない。
 秋恵パパも合流し、真山は藁人形を諦めて逃走。追おうとする父を止める秋恵。
 「もういい・・・もう良いよ・・・・・・・」
地獄少女三鼎
 「見ないで・・・・お願い・・・」

 秋恵に残されたのは深い傷と悲しみ・・・憎しみではないと言うことだけが救いなのか・・・しかし、結局ゆずきたんは秋恵を救えなかった・・・秋恵の心は既にズタズタに引き裂かれてしまった。
地獄少女三鼎
 その時、ゆずきたんの体に光の玉が侵入する。そして・・・



 閻魔あい、新生。
地獄少女三鼎
 「あとは、あなたが決めることよ・・・」
 「決める・・・何を・・・どういうこと!?地獄少女!」

 ゆずきたんの手から消える藁人形。依頼は棄却されたのか・・・?



 何はともあれ、地獄少女が出ていった・・・これで全部元通りになる。明日、秋恵に会いに行こう・・・会わなくっちゃ。会わなくっちゃ。
地獄少女三鼎
 ゆずきたんの家の前、秋恵が待っていた。





地獄少女三鼎



消失






 「秋恵・・・?秋恵・・・・?秋恵!秋恵!」






 家族を失う・・・否、奪われる苦しみ・・・それは時として、己の死よりも苦しいものである。真山の狙いは最初から決まっていた、決まっていたではないか・・・・





 「それが、新しい苦しみの、始まりだった」









 うわあああ(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・




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