>>地獄少女二籠
第五話「地獄への暴走」
今日のテーマ:積極的侵食と消極的枯渇、或いは性善説と性悪説。
「然らば御免」
(´゚д゚)何だコイツ・・・イタイ。
ターゲット (仮) はチンピラ。いびられてる依頼人 (仮。以下、のび太) は地獄通信にアクセスするも、決心がつかない。
このチンピラ (麗音)、平気で街中でも暴力を振るい、犬にも容赦ない。死ねカス。
「お嬢がいやな目にあわねぇよう、きっちりと調べをつけるか・・・」
明確に言いましたな。
これはろくでも無い依頼を受けないようにとか、余計な被害者を出さない為とか。
だが、そんな三藁をかく乱するかのように登場するキクリたん。邪魔をしようとしてるのか、ただふざけてるのか・・・・
「あぁいう子だからねぇ、面倒を起こさなきゃいいけど・・・」
婆ちゃんは・・・・いや、皆は、どこまで幼女の事を知っているのだろう・・・
輪入道は飛んでったキクリを捜索。途中、ほんの僅かな時間にも関わらず、出会う人間がことごとくクズっぽい。だが、それが現代の、日本の、夜の町に居る人間の、普通の姿とも言える。
「普通」が既に「腐敗」してるのだ。
自然界において神に近い、或いはカミ・ソ・ノモノである「妖怪」から見れば、現代人はどす黒く汚れきってるのは道理。汚染物質でしかない。
キクリたんのような幼女にも当然の如くちょっかいを出す。実際に繁華街を4歳児が歩いてたら如何なるんだろう・・・ちゃんと保護して警察につれて言ってくれる人は全体の何%だらうか。
まぁ、接触する人の99%は保護すると思うけどね。
「おんぶ」
輪入道に甘えるその姿からは、邪気を感じない。
しかしまぁ、無邪気な子供が一番残酷という話もあって。
「昔はもう少しマシだったんだぜ。悪いことをしたら地獄に落ちる・・・たったそれだけのことを忘れた途端、人の世界は狂っちまった」
あいちゃんを追い詰めていった村人は・・・村に火を放ったあいちゃんは、何を思っていただろうか・・・。
と、麗音には想い人が居た。しかし自分とは全く世界の違う女の子。声をかけることも出来ない。
そんな麗音だが、つるんでる仲間とは縁を切り、彼女と一緒になりたいとまで思っている。
これを純愛と呼ぶか否か。今までの行為を悔い改め、命張ってまでチームを抜けて頑張ろうと言うのならば、応援したくもなるが・・・・
麗音がチームを抜けたいとか考えてる事を知った兄貴分の「力也」は、彼女 (泉たん) を奪おうと画策。ホタテマンではありません(?
そんな事してる間に、のび太は地獄通信にアクセス。
今回は
のび太→麗音→ホタテマン
という、恨みのリンクが。
しかし。
「断ったでござるよ」
その喋り方やめろ(´゚д゚`)
「あんなDQNのために代償払うなんて、馬鹿馬鹿しくて」
そう、そうなのだ。簡単なことだ。誰だって傷つくのは厭だ。どんな糞が居たところで、何で自分の身をささげてまでそいつを陥れる必要があろうか。
あいつはあいつだ。
あんな奴の為に地獄に落ちるだって?それなら・・・いや、殴られるのはイヤだけど、でも、だからって、そんな事は・・・・
果たして、彼は善であるか。
勿論、否だ。
彼が恐れているのは自分が地獄に落ちることであって、他人を傷つけるという事それ自体は否定していない。自分に対する直接的なリスクさえなければ、何やったって良いじゃん?みたいな考え方だ。
前回の「どんなことがあっても、人を怨んだりしないで」という考え方とは全く違った、ただの保身である。それが悪いとは言わないけれど。
「刑務所?別にいいよwww殺人楽しいwwwwwwwww」
と
「刑務所入るのいやだな・・・あいつだけは絶対殺したいけど、刑務所はイヤだなぁ・・・しょうがないから生かしといてやるよpgr」
では、後者の方が、いくらかはマシだからね。殺したい相手とかにもよるけど。
一番誉めれそうなのは「人を傷つけて良いわけ無いじゃん」
「殺すくらいなら殺される方がマシ」などと言うのは馬鹿かもしれないし、遺伝子に逆らった愚かな行為かも知れない。まぁ、こういう問題に「正解」は無いのだろうね。
いくら表面上が美しいとはいえ、死ぬこと自体が罪となれば如何しようもない。カネで解決が一番か(ぇ
少なくとも、のび太は麗音の命は自分の苦しみとはつりあわないと判断した。これは賢い。ハジメちゃんも草葉の蔭で喜んでるだろう。
相手が悪政を敷く独裁者とかならともかく、程度の低いチンピラだ。己の私利私欲だけで殺すべき相手ではなかろう。少なくとも日本での常識に照らし合わせれば、殺すに価しない。
と、地獄通信の話を背後で麗音が聞いていた。麗音にもまた、殺したい奴が居る・・・
これはのび太にとって、願ってもないチャンスだ。麗音が地獄少女に依頼してくれれば、いずれ地獄に落ちてくれる。戦わずして勝つことができるのだ。自分には何のリスクも無い。
カスは勝手に苦しみ、自らの手は汚れない。なんて楽しいのだろうか。
のび太を思いとどまらせた契約のリスクについて、麗音は「俺が死ぬ?そんなの超先だべ?」と、鼻にもかけない。いかにも現代人らしい、刹那的な発想だ。
人はこうして目先の欲にかられ、未来を失うのだ・・・・
力也は遂に泉たんを拉致。犯して口封じの為に撮影し、あわよくば一儲け。死ねカス。
それを知った麗音は早速糸を解く。頭が悪い上に、不良の風上にも置けないカス。カスの子分は所詮カス。惚れた女のピンチをてめーの力で解決しようと努力すらしないカス。所詮、死ぬまで虎の威を借る狐カス。警察行けよカス。
ところで、今日のあいちゃん、違うよな?喋り方とか別人くさい。
とか思ってたら。
「なめんなよ、タコ」
(´゚д゚`)!!
ずっと機嫌の悪いあいちゃん・・・暴走しなければ良いが・・・・・そろそろストレスの限界が来てるのではないのか。
依頼者や標的がどんな人間であろうと、あいちゃんのストレス値が減ることはほぼ皆無だろう。婆ちゃんとのんびりしている間に、どの程度心を癒せているのか・・・。
まぁ、楽しんでたら罰にならないからねぇ。
力也は死んだが、麗音は相変わらずのび太を虐める。むしろますます調子に乗っている。死ねカス。
そんなカスが「このマーク、何かカッコ良くね?」などとホザいてるうちに事故。急いで治療すれば助かる可能性もあるかもしれないが、誰にも見向きもされないカス。バーカ。
「ねぇ?知ってる?・・・あるよ・・・・・地獄は本当にあるよ・・・・♪」
ざまーみろカス。そう言ってるようにも見えるキクリたん。彼女的には誰が悪いとか良いとか関係なくて、アホは死ねバーカって感じだろうか。
巣穴を埋められて右往左往するアリの姿が滑稽で、踏み潰すしては薄く嗤う。人はそれを無邪気と呼ぶのである。
本当に無邪気な子供は「そんな事しちゃダメよ」と言われれば二度とやらなくなるの (が普通) だが、果たしてキクリたんは・・・・
「あっちも地獄、こっちも地獄だ・・・・」
そんな風に嘆く輪入道の目には、放置自転車にゴミを捨てる少女の姿が。
明らかに捨てられてる自転車ならともかく、ちょっと止めてるだけとしか思えない自転車のカゴがゴミで埋まってるのをたまに見るが、そういうのって大抵、一台だけなんだよね。10台停まってるのに、一台だけゴミ箱にされてる。
日本人の悪い癖だね。
一人がゴミ箱扱いすれば、全員がそれをゴミ箱と認識する。まぁ、それは置いといて。
「お天道様と閻魔様は、あんたの事をしっかり見てるぜ」
「はぁ?そんな事、あたしに関係無いじゃんwwwオヤジ何言ってんの超ウザーいwwww」
とか言われたら今回も後味悪すぎだが・・・
「そうですよね・・・ごめんなさいっ」
誰もが悪い部分と良い部分を持っている。
更に、良い所・・・素直な気持ちや、人をいたわる気持ちを、自分が持っているということを知りながら、それを隠して悪を演じる者も多い。
良い子で居ることはダサいからだ。
根っからのカスなど、そうは居ないのだ。
これは恐らく、昔からだ。何千年も前から大人たちは「今時の若いもんは・・・」と嘆いてきた。いつの世も、若者は苦悩しているのだ。
表現が出来ない・・・させない空気。そんなものがあって、必要以上に腐って見えているだけ・・・・そう信じたいものである。
「地獄に・・・菩薩だ」
ここで言う菩薩は、正しい (とされる) 道を行こうとする者の事。
地獄少女:閻魔あい・・・・彼女はその「菩薩」と比して、地獄の「何」であろうか・・・
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